どんなに小さな仕事にも責任があり、それに伴う当事者意識が必要です。それが自覚できていない人は意外に多い。以前、駅に看板を出すことになり、その日に現地へ足を運ぶと出ていない、ということがありました。担当者に聞くと、「私はちゃんと業者に指示しましたが……」と言う。悪いのは自分ではない、と言いたいのでしょうが、それは違います。業者側と綿密に打ち合わせ、当日は本人も足を運んで確認するべきなのです。結果を出し、それを見届けるまでが自分の役割、と自覚してひとつひとつの業務に臨むこと。そうすれば、立場が上がるにつれて責任感と当事者意識が高まっていく道筋を作れます。
- 松井忠三 -
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