文章を書くのが苦手な人も結構いますよね。そうした人には、小説を読むことをお勧めします。小説を読むと、表現の幅がとっても広がります。たとえば、食べ物の味を伝えるのも、たんに「おいしい」とか「まずい」と書くだけでなく、まったりしている、ほんわかしている、心に染み入る、あるいは柔らかい、硬い……と、じつにさまざまな表現があることに気がつきます。「硬い味」だけでなく、「硬い雨」も「硬い涙」もあることに気がつく。こうした言葉を仕事上のメールや手紙で使ってみても、私は全然かまわないと思います。肝心なことは、相手の心に響くかどうか、相手の心をときめかすことができるかどうかだから。
- 和田裕美 -
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