酒の席では、はるか下座の者にまでもつねに目をかけ言葉をかけるといいだろう。同じ酒でも、情をかけて飲ますならば、人は一層嬉しく思うだろう。なお、無礼に振る舞いやすい者には、とくに情をかけてやるといいだろう。そうすれば、嬉しさもことの外で、用をする際にも大切にと思うものだ。
- 北条重時 -
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