自分にとって気持ちの良い人によく振る舞い、悪い気持ちを抱かせる人に辛くあたるのは、とてもよくない態度だ。畜生の犬などは、可愛がられる人には尾を振ってなつき、反対にいじめられる人には逃げて吠えまわるが、人と生まれた以上は犬などとは違い、自分に対して良い人にはもちろんのこと、悪い人に対してもよく接するようにすれば、そのうちに、悪い人もだんだんと心を改めて行くようになる。もし、改心せず、そのままの気持ちであっても、神仏は御憐み下されるし、また、それを見たり聞いたりする人は、同情の心を寄せるであろう。 - 北条重時 - 前の名言 現世で人に悪く接したとすれば、来世では反対... 次の名言 自分の用事は後回しにしてでも、人の用事は聞... 北条重時のその他の名言・格言(全66件) 何ごとにつけても良いことがあれば次にまた悪いこともおこるもので、その点をよく考えて悪い事の起らぬ先に・・・ 思わぬ失敗をしたり、不慮の災難に遭ったりなどして嘆かわしいことが起こってきたとしても、むやみに嘆き悲・・・ 楽しいときでも、悲しい時でも、無常の心持というものを忘れてはならない。それについて、いかにして楽しく・・・ 考えてみると、世の中の出来事はすべて儚いものであって、夢の中でさらに夢みているようなものだ。昨日見た・・・ 人は必ず死ぬものであり、空しく死んでしまったら、生き残った者から思い慕われることもない。生前の心を慎・・・ 生死のことについ、はっきりと覚悟を決めておかなければ、たとえ孝行をしたいと思っても、親のない後はどう・・・ 奉公や宮仕えをすることがあるならば、百千人の多人数の者とそれぞれ気安くまじわるようなことをせず、ただ・・・ 宮仕えをしていても、他家のことを思わず、わが身の行ないと思って、仕事をしなさい。 お客に対して料理など出す場合があったなら、人に差し出す分よりも、自分に多くするようなことがあってはな・・・ 道理の中に非道理なことがあり、また、非道理の中に道理に適ったことが含まれているものだ。この点をよくよ・・・ 北条重時の全名言・格言を見る(全66件) 偉人の名前を姓名判断で見るとすごい結果に?!