所領の田畑の事について、みすぼらしい身なりをして、恥じらいながら、ご相談がしたいといって、やって来る者がいるならば、家に上げてやるがよい。それが、たとえ卑しい身分の者であっても、侮ったものの言い方をしてはならない。やって来る人の位や身分によって、もてなしは違ってもよいが、ことに百姓の者がやって来た場合は、できれば酒を振る舞ってやるといいだろう。そのようにしてやると、同じ公の事であっても、喜び勇んで注進にもやって来るのだ。また百姓の下男でも、卑しみ侮ってはならぬと、家の者たちにいいつけておくとよいだろう。 - 北条重時 - 前の名言 同じ夜でも、闇の夜を喜ぶ人はなく、月の光の... 次の名言 物乞いの者が来たら、型通りでもよいから、す... 北条重時のその他の名言・格言(全66件) 何ごとにつけても良いことがあれば次にまた悪いこともおこるもので、その点をよく考えて悪い事の起らぬ先に・・・ 思わぬ失敗をしたり、不慮の災難に遭ったりなどして嘆かわしいことが起こってきたとしても、むやみに嘆き悲・・・ 楽しいときでも、悲しい時でも、無常の心持というものを忘れてはならない。それについて、いかにして楽しく・・・ 考えてみると、世の中の出来事はすべて儚いものであって、夢の中でさらに夢みているようなものだ。昨日見た・・・ 人は必ず死ぬものであり、空しく死んでしまったら、生き残った者から思い慕われることもない。生前の心を慎・・・ 生死のことについ、はっきりと覚悟を決めておかなければ、たとえ孝行をしたいと思っても、親のない後はどう・・・ 奉公や宮仕えをすることがあるならば、百千人の多人数の者とそれぞれ気安くまじわるようなことをせず、ただ・・・ 宮仕えをしていても、他家のことを思わず、わが身の行ないと思って、仕事をしなさい。 お客に対して料理など出す場合があったなら、人に差し出す分よりも、自分に多くするようなことがあってはな・・・ 道理の中に非道理なことがあり、また、非道理の中に道理に適ったことが含まれているものだ。この点をよくよ・・・ 北条重時の全名言・格言を見る(全66件) 偉人の名前を姓名判断で見るとすごい結果に?!