事業やプロジェクトを提案する場合、ビジネスとしての採算性はもちろんですが、事前に法律、契約、権利、税務などの視点から、多面的に実現性をチェックしておく必要があります。部下がアイデアを出してきたとき、きちんと煮詰まっていない部分や明らかな不備を指摘すると、「それは私の専門外なので……」と絶句してしまうことがままあります。それでは顧客に提案することはできません。もちろん最終的には専門家の手を借りることになりますが、プランの段階では、コンサルタント自身が全方面に目配りをして、実現性の高いものに仕上げておかなければなりません。つまり俯瞰図的なプランを描くだけではなく、それをきちんと実行できる形に落としこむことが必要なのです。
- 井上智治 -
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