「……やぶ蚊だって、マラリア蚊だって、みんな、みんな、生きているんだ、友だちなんだ!」出家したてのころ、森の中で何十匹もの大ぶりの蚊に刺されながら坐禅を組み、その猛烈な痒みに耐えるとき、私がよく心の中で口ずさんでいた歌がこれ、「手のひらを太陽に」の替え歌だった。この歌を口ずさむと、生きるために必死になって血を吸っている蚊の姿がなんだか愛おしく見えてきて、不思議に痒みが軽減していった。穏やかでやさしい気持ちがふつふつと胸に湧き上がってくるのを感じ、私の心はみるみるうちに満たされていくのだった。 - プラユキ・ナラテボー - 前の名言 ブッダの教えのひとつに「苦諦(くたい)」が... 次の名言 欧米では、誰もが瞑想の実践によってクオリテ... プラユキ・ナラテボーのその他の名言・格言(全30件) 通常私たちは、五蘊を「私である」「私のものである」と認識してしまうため、その衰えに苦しみ、やがて滅び・・・ 人間誰しも老病死は避けられない。日々、思うようにならない多くの出来事にも遭遇する。そうした現象に翻弄・・・ 仏教で推奨される心のあり方として「捨(ウペッカー)」と呼ばれるものがある。これを「捨てること」=「無・・・ 仏教では、物事にとらわれてしまうような関心のあり方、たとえば「気がかり」になってしまったり「心配」し・・・ 瞑想とは、自分自身の心に気を配り、健全な関心を持って、どんな症状が生じてきてもひたすら見守り受け止め・・・ 「タンブン」とはタイ人がよく口にする言葉で、「徳を積む」という意味だ。タイ人にとって、托鉢僧に食事を・・・ 「布施」の原語は梵語の「ダーナ」で、「他者に施し与える」ことを意味する。日本では一般に、僧侶やお寺へ・・・ 布施はお金や物品の供与だけを言うのではない。自分の力を貸したり知識を与えたりするのも布施である。『雑・・・ 「もらったら得、与えたら損」という「損得勘定」は、目に見える物質的なモノの多寡を基準とした見方である・・・ 布施の実践によって「私のモノが増える」ことより「相手の幸せが増す」ことに価値を見出すようになる。すな・・・ プラユキ・ナラテボーの全名言・格言を見る(全30件) 偉人の名前を姓名判断で見るとすごい結果に?!