社長になって間もなく、中東のある国に工事代金の回収に行ったことがあります。すでに3年前に終わった工事の代金の一部を、支払っていただいていなかったのです。担当者が行っても払って貰えないというので、社長の私が自ら出向きました。国内事業は順調なのに海外事業が赤字になっている時期でしたから、ともかく海外の赤字を止めることが先決だと判断したからです。血を流している部分をまず止血して、会社を生き返らせることが急務だったのです。たぶんスーパーゼネコンの社長で、これだけ頻繁に海外に足を運んだのは私だけじゃないでしょうか。
- 山内隆司 -
人気の名言・格言
明日間違えたくなければ、今日真実を話せ
作法というのは、突き詰めて考えれば、他人への気遣いだ。具体的な細かい作法をいくら知っていても、本当の...
死は生の対極としてではなく、その一部として存在している。
すべては疑いうる。
ある人が、「水木さんは奇人変人のタイカ(大家)だ」と言ってくれたが、実際、私が長年にわたって古今東西...
上が失敗を怖がって下にやらせない。いいんだよ、若いやつはいくら失敗したって。それで会社が傾くことは、...
努力しない人も平等になどと、そんなバカなことはありません。それこそ不平等です。努力した人もしない人も...
憂鬱は増幅するという厄介な傾向を持っています。憂鬱な人は、しばしば「どうせ」上手くいかない、という言...
私の家が裕福で資産があり、それを元手に会社を設立したのであれば、オーナーとして余裕のある経営ができた...
およそ戦というものは、五分をもって上とし、七分を中とし、十分をもって下とす。五分は励みを生じ、七分は...
国内と比べて海外の案件が魅力的だったら海外を取る。海外よりも国内の案件が魅力的だったら国内を取る。た・・・
