「本当の自分」などというものはどこを探しても見つかりません。なぜなら、そんなものは存在しないからです。例えば子どもを持つ社会人の男性なら父親、夫、ビジネスパーソンと少なくとも3つの側面があります。それはぴったり重なるものではなく、それぞれに違った要素を持っている。では、それぞれの「顔」が偽りの存在なのかというと、それは違う。生きていくうえで、誰もが必要に応じて役割を演じ分けているのではないでしょうか。
- 小笹芳央 -
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