市場のデータを見て、商品の価格の低さに価値を感じる顧客と、質を重視する顧客がいて、その割合が6対4だったとき、どちらをターゲットにすべきか。通常は、より大きな6割のほうに目を向けるでしょう。しかし、もしそうしていたら、セブン&アイグループの大ヒット商品であるプライベートブランド(PB)の「セブンプレミアム」は生まれませんでした。私は不況の中にあっても、グループ企業の販売データを見ながら、価格の安さだけでなく、質の良いものを求める顧客が増えていることを見抜いていました。現代はもの余りの時代で、誰もが慌ててモノを買おうとはしませんから。

- 鈴木敏文 -

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