創造することは、思い出すことに似ている。何かを想起する際には、側頭連合野の記憶が、そのまま前頭葉に引き出される。一方、創造するということはすなわち、記憶が編集され、結びつきを変えて活用されるということである。一見全く新しいもののようでも、実は、側頭連合野に蓄えられた記憶をもとにしている。ただ、結びつき、組み合わせが変化しているので、不連続であるかのように見えるだけなのである。
- 茂木健一郎 -
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