溺愛という言葉通り、お父さんもお母さんも「お前のために」とベタベタ愛情を注いでいたら、ロクな子はできません。腐ってしまいます。
水をあげたいと思っても、あげないというのは植木を腐らせないためのひとつの技術なのです。
べったりしたいところを、グッと飲み込んで我慢をして、放っておいて突き放すのも、その子を成長させるためのひとつの技術です。愛情のあり方なのです。

- 美輪明宏 -

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