世界の名言・格言コレクション集「名コレ」

兄貴は優等生だから、親父に手をあげられることは、まずなかった。 殴られ役は、僕が一手に引き受けていた。いや、親父は殴るだけじゃないんだ。水を張ったバケツを両手に持って、庭に立たされるんだから。 真冬-それも、夜だぜ。雪がチラチラ降ってさ。身体は寒くて震えるわ、足は感覚が無くなるわ……。 でも、親父は僕が立っている間、晩飯を食べないで、じっと待っているんだよ。何時間でも。それでお仕置きが解除になったところで晩メシになるんだけど、その時間には、兄貴もおふくろもみんな寝ているんだ。そうすると、親父は、僕と一緒に冷たくなったご飯を食べるんだ。(親父、偉いな)と、このとき思った。 怖い親父だけど、こういう親父の姿を見て、親しみというか、(近づけたな)ってね。そんなことを感じたものだ

石原裕次郎のその他の名言・格言(全22件)

僕らがちっちゃい時は、家族4人で風呂に入っていた。「お母さんもおいで」なんて、親父が呼んでさ。お袋が・・・

僕は、まだ若くて単純かもしれないけどね。自分で納得のいかないことはしたくないよ。

デビューしたころは、ロケに行って、「おい、裕次郎、こっち向け」なんて、行儀の悪い見物人から言われると・・・

美しき者に微笑を淋しき者に優しさを逞しき者に更に力を全ての友に思い出を愛する者に永遠を心の夢醒める事・・・

僕はまだ若くて単純かもしれないけどね。自分で納得のいかないことはしたくないよ。

僕達が子供の頃は、無形のものから有形のものをどんどん生んでいった。物が無いんだから、工夫するしかない・・・

動物には、動物の距離感があるように、人間同士がうまくやっていける距離感を、僕ら団塊の世代は、すし詰め・・・

俺はもう、美しい唇から出る言葉も、真珠のような涙も信じないようにしてきた。

ここは戦場だ!愛だの許すだの。そんなことより生きることが先だ!

あんたと俺の間には、目に見えない海があるんだ。どうにもならない海が…。

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