私の場合、最初から自分に強みがあったわけではありません。新卒で入社した旭硝子では、化学品工場に配属されました。会議中、優秀な同期が先輩社員に向かって物怖じせずに発言する一方で、私は一言も話せませんでした。何しろ学生時代はラグビー一色でしたので、化学の知識はほとんどありませんでした。それで逆にスイッチが入りました。わからないこと、納得のいかないことがあるなら工場の技術者を質問攻めにして教えを請いました。貪欲に知識を吸収していった結果、2年後には優秀な同期に「玉塚君の吸収力とバイタリティには負けたよ」と言われるまでになっていました。
- 玉塚元一 -
人気の名言・格言
将帥、勇ならざるは、将なきに同じ。
人間は逆境において人間の真価を試される。人生の達人は逆境を楽しみ、順境もまた楽しむのです。
むやみに雇用維持にこだわったり、採用に走ったりするのも正しいとは言えません。会社の戦力に加えるのにふ...
眉間にしわを寄せていたところで、悪い状況がよくなるわけではない。むしろ、「これを乗り切れば、またひと...
若い時に苦い水を飲まなかった奴は、肥立ちが悪いよ。俺は苦労を先生だと思っているんだ。人間、苦労に仕込...
いくら熱心でもムダなことやったらいけませんで。 それがムダかどうかは、あなた自身で考えなさい。...
リーダーは生まれつきか、作られるものか?答えは両方だ。エネルギーにあふれ、周囲に活力を与える、情熱を...
我を忘れて没頭できること、本気で夢中になれることなら、どんなにアホなことでもいい。周囲の目や批判を気...
史記に「利は智をして昏(くら)からしむ」と書いている。人間は利益ばかり追求していると、頭が悪くなると...
戦場といっても、平和な時代に想像するよりも、意外に慌ただしく混乱するものではありません。たとえ敵が身...