私の研究室には、よく企業の人たちが訪ねてきて、戦略のプレゼンテーションをしてくれます。「こういう戦略をお前はどう思うか」というわけです。しかし、そのうちの8割ぐらいは、聞いていても、なぜ儲かるのかがさっぱりわからない。そうした人たちは、大切なことは一応全部決めてあります。けれども、それらのひとつひとつの要素がどのようにつながって、その結果、なぜ儲かるのか、儲けに至る動きや流れがさっぱりわからない。戦略が静止画の羅列になっていて、ストーリーになっていないのです。 - 楠木建 - 前の名言 私があの本(『ストーリーとしての競争戦略』... 次の名言 誰かがつくった戦略の分析ならばスキルで何と... 楠木建のその他の名言・格言(全63件) 「今、ここ」のことだけを切り取って、時間的にも空間的にも限られた状況で最適化する思考。これは「担当者・・・ 完全に同じことは二度と起きません。優れた経営者は、個別具体的な事象から、必ず、「要するにこういうこと・・・ 経営者とはビジネスを丸ごと動かせる人。細かい一分野についてではなく、「要するに、こうやって稼いでいき・・・ 今の日本は安全で安心、清潔です。不況とは言ってもギリシャやブラジル、シリアと比べればはるかに豊かで住・・・ 社会のダイナミズムを考えずに、表面だけを切り取って「最近の若者は内向きで……」と考えることは、まさに・・・ グローバル人材を端的に言えば、慣れ親しんでいない場所に行って、自分で商売を丸ごと動かせる「経営人材」・・・ 日本企業に求められているのは経営人材です。スキルをもった「グローバル担当者」も大事ですが、順序が違う・・・ いわゆるグローバル人材がいないからグローバル化が進まないのではなくて、単に経営人材がいないだけ。その・・・ 経営人材はいまの日本に限らず、どの国のいつの時代でも、最も希少な経営資源なのです。その理由もシンプル・・・ 企業のグローバル化は、過去の実績や成功体験が通用しにくい非連続性を超えたところにあります。 楠木建の全名言・格言を見る(全63件) 偉人の名前を姓名判断で見るとすごい結果に?!