私は、外国企業との交渉ではまず、その交渉の性格を考える必要があると思っています。性格とは、この交渉が「両者が権利など何かを取り合うためのもの」なのか、それとも「互いが一体となって、両者の利益を増やそうとするウィン・ウィンのためのものか」といったことです。そして、性格を考えたうえで大事なのは、「交渉における相手の目的は何か」「自分たちの目的は何か」を分析することです。特に重要なのは相手の本当の目的です。カルビーとペプシコの提携交渉が10年間もまとまらなかったのは、カルビー側が「ペプシコは当社に出資したがっているが、下手をすると乗っ取られるのではないか」と恐れたことがひとつの原因でした。一方、私は、彼らの本当の目的が「世界有数の市場である日本で、世界一のスナック菓子メーカーらしい利益を上げたい」ということではないかと考えました。ジャパンフリトレーは利益こそ出しているものの、ペプシコの期待にはほど遠いレベルに思えたのです。 - 松本晃 - 前の名言 私は伊藤忠商事やジョンソン・エンド・ジョン... 次の名言 日本企業が海外市場開拓にいつまでも苦手意識... 松本晃のその他の名言・格言(全115件) あらゆる企業は体育会でなければならない。体育会の目的は勝つことです。たとえ三部リーグのクラブであって・・・ 企業の使命はふたつだけです。ひとつは「世のため人のためになること」、もうひとつは「儲けること」です。 ビジネスの基本はいつの時代も変わらなくて、「人を生かす仕事」をしていれば必ず儲かる。だから一番儲かる・・・ そもそも食品メーカーは、儲かるものなんです。日本の食品メーカーが儲からなかったのは儲けようという意欲・・・ 人口が増えない以上、日本国内で成長しようと思ったら人様(競合他社)のものを取るしかない。だからシェア・・・ 企業が儲からなかったら税金は払わない、月給も払えない、設備投資もできない。何もできません。いいことは・・・ 少子化の影響はボディーブローのように効いてきますね。 グローバル化の本質は2つです。ひとつは「一物一価」。あらゆるものの価格が、漸近的に一定の価格帯の中に・・・ 原点は、松下幸之助さんの教えですよ。ある部下が新しい事業を立ち上げたいと提案してきたとき、幸之助さん・・・ 受験勉強なんて、何の役にも立ちません。要するに記憶力とクイズでしょう。金太郎飴みたいな人間を作り出し・・・ 松本晃の全名言・格言を見る(全115件) 偉人の名前を姓名判断で見るとすごい結果に?!