28年間の米国での生活を振り返ると、訴訟社会としての一面が強く記憶に残っています。北米駐在中、一度カナダの子会社の副社長を務めた後、米国法人の副社長に就きました。着任初日から弁護士と顔合わせです。その後、毎日のように電話で話し、1週間に1回は会って打ち合わせる日々が始まったのです。よく言えば、法律の縛りが本当にうまくできている。悪く言うと、何でも法律についてチェックしないといけない面がある、というのでしょうか。こうした社会が出来上がっているから、米国では「ガバナンス(企業統治)」という言葉が自然に出てくる。一方で、しょっちゅう違反することがあるから「コンプライアンス(法令順守)」の重要性が叫ばれるわけです。 - 村瀬治男 - 前の名言 訴訟社会の米国で高い授業料を支払って学んだ... 次の名言 売り出す車がみな売れているが、こうした状況... 村瀬治男のその他の名言・格言(全52件) 訴訟社会の米国で高い授業料を支払って学んだのは、しかるべきチェックリストを調べ、確実に判断しながら、・・・ 31歳で最初にアメリカに赴任したときは、まさかそれから28年間も駐在が続くとは思っていませんでした。・・・ 日本の学校英語は実践では役に立たないといわれますが、私はそんなことはまったくないと思います。たとえ勉・・・ 海外に行くとよくわかると思いますが、英語圏以外の出身者は平気な顔でめちゃくちゃな文法の英語を話す人が・・・ いざ実践となると、やはり学校で学んだ英語だけでは不十分です。私もアメリカ赴任当初はネイティブの話す英・・・ プレゼンの成否を分けるのは、資料などではなく、きちっと結論を出し、意思を明確にするための本当の準備で・・・ 海外では言葉以外にも価値観や習慣にギャップがあるので、ひとつひとつの細かいことにも念を押していかない・・・ 気が付くとよく使っているのは、「別の言葉でいうと……」です。何かを説明したあとにこのフレーズをつけ、・・・ どんな業務も一連のワークフローの一部であり、自分の仕事は他の誰かの仕事と必ずつながっています。それな・・・ 「顧客主語」といいうのは、「キヤノンは」と自分たちを主語にするのではなく、「お客様の課題は」と常にお・・・ 村瀬治男の全名言・格言を見る(全52件) 偉人の名前を姓名判断で見るとすごい結果に?!