28年間の米国での生活を振り返ると、訴訟社会としての一面が強く記憶に残っています。北米駐在中、一度カナダの子会社の副社長を務めた後、米国法人の副社長に就きました。着任初日から弁護士と顔合わせです。その後、毎日のように電話で話し、1週間に1回は会って打ち合わせる日々が始まったのです。よく言えば、法律の縛りが本当にうまくできている。悪く言うと、何でも法律についてチェックしないといけない面がある、というのでしょうか。こうした社会が出来上がっているから、米国では「ガバナンス(企業統治)」という言葉が自然に出てくる。一方で、しょっちゅう違反することがあるから「コンプライアンス(法令順守)」の重要性が叫ばれるわけです。
- 村瀬治男 -
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