私はいま、経営体制から離れていますし、これから先も私自身が経営に口出しすることはありません。そこで辞めるにあたって、ひとつ提案をしています。かつて人々が考えたことのないような発想の転換をして、そういうハードを作っていく。そしてそれに対応するハードを作っていくべきなのです。しかもそのソフトは、いま現在作っているソフトに比べて短い時間と低いコストで作れ、これまでのものとは明確に違うという認識をユーザーに持ってもらえるようなものです。話だけを聞いてもらえると、「そんなものが作れるのか?」と言われそうですけど、そういう挑戦をし続けるのが任天堂のビジネスですし、私が言い続けてきた「任天堂のソフト化路線」というのは、実はそういうことを志向することでありました。そんなことを、私からの提案として新経営陣に残しました。そのソフトが具体的にどんなものかは言えませんが、おそらく彼らは近い将来、少なくとも私が生きているうちに、市場に送りだしてくれるだろうと期待しています。 - 山内溥 - 前の名言 (マイクロソフトが)その勝利の信念をゲーム... 次の名言 倒産の危機も経験して、借金をすることがいか... 山内溥のその他の名言・格言(全70件) プレイステーションはDVDプレーヤーでもありますから、DVDプレーヤーとしては価値があると思うんです・・・ 任天堂でいえば、今の娯楽ビジネスは僕一代で十分だと思う。だから好きにやらしてもらっている。次の社長は・・・ 遊び方にパテント(特許)は無いわけです。 これからの娯楽業界の発展のためには、むしろこういった新たな技術(ソフトウェア)を互いに公開・交流する・・・ 異業種には絶対手を出すな。 娯楽という分野は、つねに従来と異質のものを開発しなければならないのです。つまり改良の程度ではダメです・・・ 世間にはよく成功した人間を尊敬する人がいるけれど、それが僕には不思議でしようがない。たまたま運が良か・・・ 市場調査?そんなことしてどうするんですか?任天堂が市場を創り出すんですよ。調査する必要などどこにもな・・・ ヒットのノウハウなんて、わかれば苦労しない。たとえあったとしても、それは絶対、活字なんかになり得ない・・・ 祖父の社訓は、あくまで祖父のもの、決してぼくのものやない。 山内溥の全名言・格言を見る(全70件) 偉人の名前を姓名判断で見るとすごい結果に?!