いわゆる頭のいい人は、いわば脚の速い旅人のようなものである。人より先のまだ行かないところへ行きつくことができるかわりに、途中の道程、あるいはちょっとした脇道にある、肝心なものを見落とす恐れがある。 - 寺田寅彦 - 前の名言 災害は忘れた頃にやってくる。 次の名言 頭のいい人は恋ができない。恋は盲目だから。 寺田寅彦のその他の名言・格言(全30件) ものを怖がらなさ過ぎたり、怖がり過ぎたりするのはやさしいが、正当に怖がることはなかなか難しい。 美術家は時に原始人に立ち返って自然を見なければならない、宗教家は赤子の心にかえらねばならない、同時に・・・ けがを怖れる人は大工にはなれない。失敗をこわがる人は科学者にはなれない。科学もやはり頭の悪い命知らず・・・ 頭のいい人はいわば富士のすそ野まで来て、そこから頂上をながめただけで、それで富士の全体をのみこんで東・・・ 私は猫に対して感ずるような純粋なあたたかい愛情を人間に対していだく事のできないのを残念に思う。そうい・・・ きのうの出来事に関する新聞記事がほとんどうそばかりである場合もある。しかし数千年前からの言い伝えの中・・・ ばかを一ぺん通って来た利口と始めからの利口とはやはり別物かもしれない 頭のいい人は批評家に徹するが、行為の人にはなりにくい。すべての行為には危険が伴うからである。 自然現象の不思議には、自分自身の眼で驚異しなければならぬ。 愛憎はよくないと言って愛憎のない世界がもしあったら、それはどんなにさびしいものかもわからない。 寺田寅彦の全名言・格言を見る(全30件) 偉人の名前を姓名判断で見るとすごい結果に?!