小才が利くと、それでいい気になって、大才にならぬ。結局は、策士・策に倒るということになってしまう。むしろどちらかというと愚、少々頭も悪く、小才も利かぬような人間の方が、根が真面目なだけに、修養努力して大人物になることが多い。あいつは少し馬鹿だといわれる人間が、賢いなどといわれる人間の企て及ばぬ人物になる。
- 安岡正篤 -
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