経営統合のとき、「決してミックスさせてはいけない」と各担当者に伝えました。システム部門などの統合では、どうしても現場の担当者が、2社の長所を混ぜて「いいとこ取り」をしようとします。ですが業務運営やシステムは、ひとつの思想に基づいて構成されています。異なる思想で作られたシステムを、パーツごとに寄せ集めても、必ず破綻が生じてしまう。そうではなく、どちらを残すべきかを徹底的に議論し、まずは片方の方式を基に統合すること。そしてオペレーションが根づいた後で、捨てた方の良いところを修正して部分的につけ加える。これを大前提としました。 - 奥田務 - 前の名言 大丸では、私が社長に就いてから改革を続けて... 次の名言 周囲の誰もが「なるほど、あの人なら」という... 奥田務のその他の名言・格言(全59件) 日本の百貨店は、全く違う2つのビジネスモデルを備えています。商品を自前で買い取って社員が販売する買い・・・ リーダーシップ、決断力、分析力……。もちろんこれらも不可欠です。けれど、これらが正しく発揮されるため・・・ 経営とは社会科学だと思います。自然科学の世界では、どの国でも「1+1=2」だし、「H2O」は水を指す・・・ 大丸の社長に就任した当時の営業利益率はわずか0.8%でした。これを、松坂屋との統合直前には4.1%、・・・ 企業の経営統合で何より怖いのは、ひとつの企業の下に2つの企業文化が根づくことです。いびつな環境が統合・・・ 私は日本の百貨店を外から観察して問題の本質を見抜きました。そしてこれを基に経営改革を進めました。変化・・・ 経営スピードを上げるためにプロジェクトチームを作らないことにしました。日本企業の意思決定の遅さのひと・・・ 大丸と松坂屋の経営統合に向けて、まずは最終責任者を明確にすべきだと思いました。統合では連日、様々な決・・・ 企業の統合で経営者が最も重視すべきことはスピードです。企業統合では、いち早く成果を出さなくてはなりま・・・ 経営統合の際、大丸、松坂屋とも担当者が「システムの統合には3~5年はかかる」と訴えました。しかし、こ・・・ 奥田務の全名言・格言を見る(全59件) 偉人の名前を姓名判断で見るとすごい結果に?!