ようやく戦乱も収まって平和になった。

よって維新の精神を貫徹することにするが、それには30年の時期が要る。

それを仮に三分割すると、明治元年から10年までの第一期は戦乱が多く創業の時期であった。

明治11年から20年までの第二期は内治を整え、民産を興す即ち建設の時期で、私はこの時まで内務の職に尽くしたい。

明治21年から30年までの第三期は後進の賢者に譲り、発展を待つ時期だ。

- 大久保利通 -

サブコンテンツ