悲しむべきは池内蔵太のことです。9度も戦場に出て、常に配下の者たちを率いて戦い、一度も弾丸に当たらなかった幸運な者が、一度だけ私たちが購入したユニオン(ワイルウェフ号)という西洋式の船に乗ったところ遭難してしまいました。五島列島の塩谷崎において船が大破してしまい、5月2日早朝、死にました。人間の一生は、実になお夢のようだと思います。

- 坂本龍馬 -

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