土佐で生まれた者が他藩に仕え、そしてまた土佐藩に仕えたとしても、天下のためを考えればおかしなことではありません。女性が二君に仕えることを否定されるのと同じように、志士まで二君に仕えることを非難されたら、自分の考え方を貫くことができません。そのため、浪人するにせよ、土佐藩を助けるにせよ、二君に仕えるか否かという論理を捨てなければ自分の考えを実行することはできません。
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