2000年代の前半に、あまりにも技術志向に走りすぎた時期がありました。たとえば2003年に「R2」、2005年に「R1」という軽自動車を売り出していますが、これがほとんど売れなかった。スバルらしい個性的で面白いクルマではあったのですが、「自分たちがつくりたいクルマをつくる」ことにあまりにも偏りすぎて、お客様のニーズをほとんど考慮していないクルマでした。その当時、軽自動車に乗るお客様はコスト志向、スペース志向であることがマーケティングデータにはっきりと表われていました。つまり「安くて広いクルマ」が求められていたのです。しかし「R2」「R1」は正反対のクルマでした。データとは異なる志向をもっているお客様もいるはずだという「仮説」に基づいてつくられたクルマでした。この失敗から、こんなことをやっていては会社が潰れるぞという危機感が生まれたのです。 - 吉永泰之 - 前の名言 2000年代の前半の反省を踏まえて、唯我独... 次の名言 スバルは、昔から「いいクルマをつくっている... 吉永泰之のその他の名言・格言(全74件) 当社に限らず、どの会社でも同じかもしれませんが、販売部門でも技術部門でも、社内の誰に聞いても、自社の・・・ ユーザーがそのまま答えを教えてくれるとは限りませんが、貴重なヒントは得られます。たとえばアウトバック・・・ スバルでは、開発がほぼ終了してからも2~3カ月を足回りや乗り味のチューニングに費やしています。開発の・・・ 当社は売れたら投資するというのが基本的な考え方で、需要を先取りする工場の新設はおろか、建屋の増設とい・・・ 私は社内で同じメッセージを、しつこく言い続けるようにしています。何年たっても、それが本質的に正しけれ・・・ これからの時代、丈夫で壊れないクルマを作っていれば売れるわけではありませんデザインでも機能でも、提案・・・ サラリーマン社会では、「あの人は本音をしゃべったら損をした」という話はすぐ広がります。ですから、会社・・・ 私は若い頃から、「部長が課長の仕事をするのはおかしい」と思い続けていました。課長は課長の仕事を、部長・・・ 当然ですが、事業性については常に考えています。投資したら、回収する。当たり前のことではありますが、い・・・ 社長として会社の大きな方向性を示すためには、書類の山に閉じこもるのではなく、自分の知らない世界に視野・・・ 吉永泰之の全名言・格言を見る(全74件) 偉人の名前を姓名判断で見るとすごい結果に?!