現在のスバルの社員の多くが意識しているのは、いわゆるエンスー(熱狂的な愛好者)のニーズに寄っていってしまうと、販売台数が落ちてしまうということです。クルマとしては尖った面白いものができるかもしれないけれど、どうしても台数は減ってしまう。もちろん、あまりそのことを意識しすぎるとスバルらしい個性を失ってしまう危険性がある。それは恐ろしいことです。そうなったら、スバルの存在意義がなくなってしまいますからね。しかし現実的には、尖りすぎることのほうが怖いんですよ。スバルのDNAは、放っておくとどんどん尖っていってしまうんです。
- 吉永泰之 -
当社に限らず、どの会社でも同じかもしれませんが、販売部門でも技術部門でも、社内の誰に聞いても、自社の・・・









