「どのようなフレーズを繰り返し強調するのか」これはとても大切です。ジャパネットたかた・高田明社長のテレビでのプレゼンをデータ分析すると、この技法がいつも巧みに使われていることがわかります。「このブルーレイは、使い方が簡単で安い」という長所をアピールしようと思ったある日、彼はたった数分の間に「簡単で安い!」を6回連呼していました。テレビコマーシャルでは使える時間が限られているので、「何を繰り返すか」が入念に計算されています。このように聞いて耳に入りやすく、すぐに覚えてしまう言葉で相手の心にグイと食い入っていくスピーチ技法を、パフォーマンス学では「サウンドバイト(音の噛みつき)」と呼んでいます。
- 佐藤綾子 -
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