入院生活では収穫もあった。「100日仰向けでいろ」との医師の命令があったため、病室ではずっと天井を見つめていた。暇だったので周囲に目をやると、次第に天井の梁(はり)の出っ張りが気になってきた。なぜこんな不細工なものが部屋にあるのか。それが出発点になった。天井の梁や、部屋の隅の柱の出っ張りがない空間ができないものかと思い、「木質パネル接着工法」を思い付く。これがミサワホームの始まりになった。
- 三澤千代治 -
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