ガンダムの流れっていうのをある程度見て、ロボットアニメの流れみたいな、それを一通り検証してですね。そのあとにその時の主流だったセーラームーンを検証してみた。で、セーラームーンでわかったのは「緩い世界観というのがいい。要は遊び場を提供すればいいんだ」ということだった。個性的な、わかりやすいキャラクター配置と、遊べる場所。何体かの人形と砂場が用意されていて、ファンがその砂場で自分たちで遊ぶことができるのがセーラーの人気の秘訣だと思った。だから緩く作る。ガチガチに作っちゃうと、余裕がなくなる。それでは息が詰まると思うんです。
- 庵野秀明 -
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