バラス・スキナー バラス・スキナー

バラス・フレデリック・スキナー(Burrhus Frederic Skinner, 1904年3月20日 – 1990年8月18日)は、アメリカ合衆国の心理学者で行動分析学の創始者。
B.F. SkinnerまたはBF Skinnerと表記されることが多い。

20世紀において非常に影響力の大きかった心理学者の一人で、自らの立場を徹底的行動主義(radical behaviorism)と称した。

スキナーは系統的に行動主義心理学の一員で、他にトールマン、ハル、ガスリーなどがいる。

スキナーは自由意志とは幻想であり、ヒトの行動は過去の行動結果に依存すると考えていた。

もし過去の行動結果が悪いものであったなら、その行動は繰り返されない確率が高く、良い結果であれば、何度も繰り返し行いえるとの立場に立っていた。

これをスキナーは「強化理論(Principles of Reinforcement)」と呼んだ。

スキナーは、行動強化のために強化理論を用いることをオペラント条件づけと呼び、その強化度を測定する尺度として最も適切なものは応答速度だとした。

彼はオペラント条件付けの研究のために「オペラント条件付け箱」を発明し、これはスキナー箱として知られている。

さらに応答速度測定のため速度累積レコーダーを発明し、これらを用いて心理学者チャールズ・ファースターと共に様々な業績を残している。

またもともとは小説家志望であったことを反映してか、小説の執筆など作家活動も行っている。

代表作は、ソローの「ウォールデン:森の生活」を下敷きに心理学的ユートピアを描いた「ウォールデン2」。

『バラス・スキナー』の名言・格言一覧(全5件)

サブコンテンツ