ウラジーミル・ウラジーミロヴィチ・プーチン(ロシア語: Владимир Владимирович Путин、ラテン文字表記例:Vladimir Vladimirovich Putin、1952年10月7日 – )は、ロシア連邦の政治家。
現在は第4代ロシア連邦大統領(2012年5月7日 – )を務める。
第4代大統領就任以前には、第2代大統領(在任2000年 – 2008年)、第5代および第9代政府議長(首相)(1999年 – 2000年、2008年 – 2012年)、統一ロシア党首(2008年 – 2012年)、ベラルーシ・ロシア連合国家(正式名称は「連合国家」)の閣僚会議議長(首相に相当、2008年 – )など政府・政党の要職を歴任している。
このほか、サンクトペテルブルクの副市長を務めたこともある。
元KGBのエージェントであり、現在のロシア連邦の政治家であり、その中でも特に大きな影響力を持っている政治家である。
最終学歴はレニングラード大学(現・サンクトペテルブルク大学)法学部卒業。
学位は法学士(サンクトペテルブルク大学)、経済学博士候補(1997年)。階級は予備役大佐。
1999年12月31日のボリス・エリツィンの大統領辞任により大統領代行を務めたのち、2000年ロシア大統領選挙に勝利して正式に大統領に就任した。
2004年の大統領選挙では再選を果たし、2008年5月7日まで大統領を務めた。
そして後任の大統領であるドミトリー・メドヴェージェフの指名により同月8日に首相に就任した。
8年間のプーチン政権でロシア経済は危機を脱して大きく成長し、ロシア社会から高い支持と評価を受けている。
国内総生産 (GDP) は6倍に増大(購買力平価説では72%)し、貧困は半分以下に減り、平均月給が80ドルから640ドルに増加し、実質GDPが150%になった。
その一方で、第二次チェチェン紛争での人権侵害などにより、ロシア国外の政府や人権団体からロシアの人権と自由について追及されている。
また、非民主的(反民主的)で、非合法な(謀略的な)手法で支配力を行使し政治を行っていることも様々な調査で明らかになっている。
また統計上は良くなったともされるロシア経済についても、その実態としてはウラジーミル・ヤクーニンのような一部のプーチンと親密な関係にある人物たちによって統制が行われてしまっていることがマスメディアの取材で明らかになっている。
こうした統制は、ボリス・ネムツォフらプーチン政権の反対派によって厳しく批判されている。
なおKGBに入るためにはスポーツ(格闘技)を身につけるのが有利であったために柔道も身につけているという面もあり、段位は柔道八段。
称号は、サンボと柔道のロシア連邦スポーツマスター。
2005年12月よりヨーロッパ柔道連盟名誉会長を務める。
また国際柔道連盟 (IJF) の名誉会長でもある。
『ウラジーミル・プーチン』の名言・格言一覧(全18件)