青少年のためにいいシューズを作る。この創業の志を貫き、ただ自分が儲かればいいという考えに傾かなかったから、取引先や従業員が助けてくれたのでしょう。仕入れ先に初めてナイトクラブに連れて行かれ、自分も少しは楽しみたいと思ってしまったこともあります。でも、夜遅く会社に戻ると、従業員が一生懸命働いている。振り返れば、私が結核を患ったときには、彼らが会社を支えてくれた。自分だけが楽しむわけにはいかないと肝に命じました。

- 鬼塚喜八郎 -

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