農機で世界一の米国ディアは売上高が約3兆円と我々の3倍近くありますから、正面から戦ったら太刀打ちできません。でも弱点はある。そこを攻めます。やっぱりきめ細かさは足りないと思いますよ。製品開発でも細かいことは気にしないのではないでしょうか。操作がしやすいとか、小回りが利くとか、運転席が密閉されエアコンが利くとか。米国のユーザーにもそうしたニーズはあります。日本人はそういう技術開発が得意でしょう。クボタが狙っているのは、量的に多い機種である200馬力級のトラクターです。これを米国に投入します。大きな農機はディアに任せて、ちょこちょこ端の方から狙って徐々に広げていきます。
- 益本康男 -
前期比で増えたことで満足している社員に対しては、「ちいとは周りを見るよ」と言っています。この10年間・・・










