重役は常に、会社の財産は他人の物である。といふことを深く念頭に置かねばならぬ。総て重役が其の地位を保ち其の職責を尽しているのは、必ず多数株主の希望に依るものであるから、若し多数人の信任が無くなった際は、何時でも其の職を去るのが当然のことである。

- 渋沢栄一 -

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