私が若いころ故郷に阿賀野九十郎という七十いくつになる老人がいた。朝早くから夜遅くまで商売一途に精を出していた。あるとき孫や曾孫たちが集まり、おじいさんもうそんなにして働かなくてもうちには金も田地もたくさんできたじゃないか。伊香保かどっかへ湯治に行ったらどうですかと勧めた。九十郎老人曰く「俺の働くのは俺の道楽で、俺に働くなというのは道楽をやめろというようなものだ。まったくもって親不孝な奴らだ。金なんて俺の道楽の粕(かす)なんだ。そんなものはどうだっていいじゃないか」と。
- 渋沢栄一 -
人気の名言・格言
よく言う者はあれど、よく為す者は少なし。
人間は考えてしなければ成功しない。考えてはじめて成すことができる。
傷の疼きを感じたことのない者だけが、他人の傷痕を見てあざ笑う。
あなたが今、自分は評価されていないと感じるなら、それは上司や取引先などの期待に応えていないから。
もし、事物の現象形態と本質とが直接に一致するならば、一切の科学は不要である
私が小説を書く理由はひとつだけです。個人的存在の尊厳をおもてに引き上げ、光をあてる事です。
なにかが成し遂げられるときには、かならずその使命のほかには何も考えられない偏執狂的な人間がいるものだ...
友情とは、二つの肉体に宿る一つの魂のことである。
日本の歴史がひとつのタペストリー(つづれ織り)だとすると、その中心に一本通っている糸はやはり天皇だと...
重要なことに集中する唯一の方法は「ノー」と言うことだ。
すべて世の中のことは、もうこれで満足だという時は、すなわち衰える時である。
