世界の名言・格言コレクション集「名コレ」

パナソニックは、まず大きな設備投資をし、工場の稼働率を上げて収益を上げていくというビジネスモデルを描いていた。しかし、価格低下が甚だしく、材料の調達コストもかかりすぎている。結果、売れば売るほど赤字が膨らむ、という構図になっていた。そこで、一方の軸にテレビセットとテレビ用パネル、もう一方の軸にプラズマと液晶を置いた2×2のマトリックスを設定し、それぞれの象限ごとに赤字が最も減るようにしようと考えた。全体最適とは逆の考え方です。プラズマテレビであれば、売らないというのが一番赤字が減る選択。そこで、「もう出荷するな」と言った。同時に、開発部門には、「出荷しても利益が出るようなテレビに設計し直せ」と。液晶もテレビ用以外の、おカネが取れるパネルを造ろうと。そうやって1年かけて転換していった結果、2100億円の赤字を860億円まで下げることができた。

津賀一宏のその他の名言・格言(全74件)

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大きな転機になったのが、27歳での米国留学です。海外では会社という組織から離れ、すべて一人でやらなけ・・・

メーカーがイメージしているお客様が求めるものと、実際のニーズとがズレてきている。これは各社共通です。

役員の条件をひとつだけ挙げろと言われれば、皆から尊敬され、チームワークを生かして仕事ができる人。これ・・・

今年、役員の選定プロセスを従前よりオープンなものにした。候補のリストを基に、私を含まない本社の役員で・・・

研究というのは、かなり頭が柔らかくないとできない。理論的なものに関しては特にそう。私の感覚では30歳・・・

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お客さまが原点、起点。みんながお客さまに向くことを心がける。そのお客さまを向けば、(松下)幸之助創業・・・

現場が元気になってもらわなければいけない。そういう意味では、昔の事業部制のような、今でいうビジネスユ・・・

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