この2年のうちに、私たちは100年以上の社歴を持つ海外企業を3社買収した。国内でM&Aの対象になるのは、本業が行き詰まった会社と決まっていた。しかし海外では事情か違い、3社はいずれも、ブランドと販路と技術とをあわせ持つ優良企業だ。なぜ100年以上も続くのか。現地へ赴き、内部の人と会い、そのことを考え続けた。「あわててはいけない」これがそのときに得た結論だ。目先の株価、目先の利益に惑わされず、将来を見据え、必要な投資を粛々とやっていくこと。長期的にバランスのとれた発展をするには、そのことが何よりも大切なのだと気づかされた。
- 永守重信 -
人気の名言・格言
不一致があれば、私たちは調和をもたらしたい。誤りがあれば、私たちは真実をもたらしたい。疑問があれば、...
私の名刺には社長と書いてありますが、頭の中はゲーム開発者です。心はゲーマーです。
友情とは、二つの肉体に宿る一つの魂のことである。
商売はスピードが勝負ですから、リスクとリターンのバランスでシンプルに即座に判断することが必要になって...
史記に「利は智をして昏(くら)からしむ」と書いている。人間は利益ばかり追求していると、頭が悪くなると...
順境にある者は怠りがちである。また、逆境にある者は励みやすい。
マネジメントは働き方自体を評価の対象にしてはいけません。評価はあくまでも客観的、定量的、定性的に行わ...
日本の常識は世界に行くと非常識になる。これが現実であり、日本の成功事例をそのまま持ち込んでも、ビジネ...
(日本電産が買収した)三協精機は、もともと600人辞めさせることが前提の再建計画でした。僕はひとりも...
いわゆる報連相というのは部下に強いるものではなく、管理者自身のための言葉です。若い人に元気がなかった...
科学的な分析や手法はもちろん大事です。でも、世界はもっと先を行っています。科学だけではまだ足りないの・・・
