実際、日本経済はそれほど悲観したものではないと私は思います。日本人はもともとバイタリティーのある国民だし、自らを改革していく力にも長けています。しかも、巨額の対外債務と個人貯蓄を持ち、高い技術力を誇る日本は世界屈指の経済大国です。そんなポテンシャリティーを持った国民と国が、このまましおれていくはずはありません。いまは古い日本的なシステムが壊れ、新しい経済システムが創生するプロセスだと見るべきなのです。
- 樋口廣太郎 -
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