僕は観念的なもの、意識的なものを、自分の芝居に取り込みすぎていたんですね。で、一度自分の中に取り込んだものは捨てられない。そして何かを演じる時につい、僕はあれもできる、これもできるって風になってきてしまう。頭ばっかり大きくなってっちゃってね。日常生活のディテールの中にドラマがあったりするでしょ。僕はそんな簡単な事に長い間気が付かないでいたんですね。
- 松田優作 -
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