(電球をみがいている社員に対して)

この電球はどこで光っているか知っているか?

子供たちが絵本を読んでいる。
すると、外が暗くなる。
家の中はもっと暗くなる。

そうなれば、どんな物語も途中で閉じなあかん。

でもな、あんたがみがいている電球一個あるだけで、子供たちのドラマは続行や。

あんたは電球をみがいているんやないで。
子供たちの夢をみがいてるんや。

子供たちの笑い声が聞こえてこんか?
物作りはな、物を作ってはあかん。
物の先にある笑顔を想像できんかったら、物を作ったらあかんのやで。

子供たちの夢のために、日本中、世界中にこの電球を灯そうや。

- 松下幸之助 -

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