ビジネススクールの講義なら、まず学期のはじめに、教科書をざっと斜め読みします。序文と結びだけを真剣に読み、あとは読み流すのです。そして、「教授は講義全体を通して何を言いたいのか」の仮説を立て、同時に「俺はちょっと納得いかない」などと、自分の考えを持ちながら批判的に読みます。その上で、細かい知識を学ぶのです。これは一見面倒ですが、非常に効率の良い学習法であることに気づきました。なぜなら教科書にも授業にも、必ず一つの大きな主張があり、その主張のもとに教科書や授業は構成されているからです。つまり、最終的な主張さえ理解すれば、そこに至るまでの論理構成が芋づる式に理解できるのです。
- 山本真司 -
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