当時の願いはもっともだったが、領内の山には木が少なかった。このまま許可しては、薪の値段が暴騰し、つまりは製塩もできなくなる。わしは願いを受けて、早速に木を植えた。10年たってそれは大きくなった。もう大丈夫だから。

- 大石内蔵助(大石良雄) -