売り場に関しても既にあるものの有効活用を図っています。アイリスは全国にある「町の電気店」に商品を置いてもらうよう営業をかけています。町の電気店は顧客との信頼関係と、店に足を運ばない客という小売店ではどうにもかなわない顧客を握っているのですね。ただ、町の電器店とタッグを組むからには、彼らにもメリットを示す必要があります。そこで、アイリスは白物家電以外の商品を扱えるように、カタログを作成し、注文すれば翌日に届ける体制を作りました。誰かと一緒に組むには、相手の悩みを解決してあげることが一番です。結果的に、町の電器店は防災グッズやペット用品などを高齢者に売ることで、新たなビジネス機会を創出できました。
- 大山健太郎 -
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