芸人をやって、映画監督をして。ビートたけしをして、北野武でもいるといういまの人生は、本当に疲れる。弱音を吐くわけじゃないけれど、なにもこんなことをしなくても、人生の快感を得ることは、できたんじゃないかと思う。コツコツと真面目に働いて、家族を守り、子供を育てる。それだけでも、十分に人生を生きたいという満足感は得られる。有名になろうが、いい映画をつくろうが、その満足感には大差がないだろうということは、この歳になってみればよくわかる。とはいえ、もう一回、人生をやり直せたとしても、苦しくても何でも、熱い人生を選ぶ。
- ビートたけし(北野武) -
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