過去、うちは「世界中でアシックスの花が咲けばいい」という考えで、ライセンスを供与して世界展開を進めてきました。それで各国が勝手にマーケティングをしていました。しかし欧州を回ったとき、愕然としたんです。オランダからドイツへ行って、フランスを回ってイタリアへ行ったら、カタログの表紙が全部違うやないかと。到着する先々の空港でアシックスのイメージが印象が変わって、はたしていいのかと。私はもともと商社にいて、ブランドのセントラルコントロールは慣れていましたから、これはあり得ないと思いました。その後、現地法人の社長を説得して、ブランドを統一していきました。
- 尾山基 -
もしOEMを委託した企業が仕様書に違反して(工場の苛酷な労働などで)人権を侵害していたとしても、最終・・・










